日本列島で生活を送っていると様々な自然災害と遭遇することが多いです。
実は日本には108の火山があり、世界と比べると比較的火山が密集している国と知られており火山大国と呼ばれるくらい火山が多い国なのです。
最近、世界遺産に登録された富士山も実は火山の1つで過去2000年の間に10回以上噴火しており、その中でも最大の噴火が1707年に発生し、軽石などが南関東一面に降り積もったという話があります。
最近の大規模火山被害を取り上げると、1990年に噴火した雲仙岳が噴火し、山を取材していた報道関係者や火山学者・消防団員など43人の死者を出した惨事が発生しました。
雲仙岳が噴火したことで周辺住民11000人が避難生活を送ることになりました。
三宅島の噴火
そして記憶に新しいのが2000年に発生した東京の三宅島の噴火です。
これにより世界でも類を見ないくらいの大量の火山ガスの放出によって住民が生活することが不可能になり、なんと4年半に及ぶ長期の避難生活を送ることになりました。
幸い死傷者は出なかったのですが、この噴火により生活を多く変えざる負えなかった島民が一番の被害者です。
火山が噴火することで死者を出してしまいます。
噴火したときに高音の火山灰や岩塊が空気や水蒸気と一体になって流下するのが火砕流です。
火砕流は驚くほど破壊力が強く時速数十キロから百キロ以上の威力を挙げ、温度も数百度の温度ですので、身を守ることは絶対に不可能です。
だからこそ火山による火砕流から身を守るためには事前の避難をしてください。
鹿児島の桜島
そして永続的に噴火し続けている火山も日本にはまだあります。
それは鹿児島県にある桜島の火山です。
小規模の噴火とは言えども毎日のように繰り返されると火山灰が毎日のように降りかかってしまいます。
住民にとってはこの火山灰は何より厄介なものですが、逆に毎日小規模の噴火が永続的に続くのなら火山と共存していく方法があると考えだしました。
特に桜島の主婦の皆さんは洗濯物に火山灰が付いてしまうことを非常に恐れていますし、歩いているだけで灰が目に入ることや、雨が降ると雨と灰が一緒になって黒い雨になることもあります。
だからニュース番組内の天気予報は桜島の住民にとっては絶対に欠かせないものです。
翌日の桜島上空の風向きを報じてくれるので洗濯ものや移動などでもかなり役に立つ情報で、こうした情報を駆使しながら火山と住民が上手に共存していくのです。
また火山が発生したことによる泥流、土石流にも注意が必要で、道路が通行止めになった時は必ずそれに従い非難することが先決になります。