冬に多い凍結事故を避けるために知っておきたいこと
冬は道路が凍結し事故が多くなります。
特に寒くなって初めて道路などが凍結した日は、事故が多発し、車の事故以外、歩道を歩いている人が凍結によって転倒し、大けがを負うことも少なくないのです。
道路が凍結し車の事故を起こすと、人を巻き込む事故も考えられ、人生を大きく狂わせる可能性があります。
凍結した道路を走行しなければならない時、どんなことに注意したらいいのか理解し、事故を予防しましょう。
凍結しやすい場所を知っていますか?
気温がぐっと下がると水分が残っているところは凍結し滑りやすくなります。
東北や北海道などは冬場早くから道路凍結が起こりますが、本州でもどこでも気温が低くなれば凍結しやすくなるのです。
よく橋の上や日陰、トンネルの出入り口など凍結しやすいといいますが、それ以外にも危険なところがあります。
横断歩道、信号がある所は普段から注意して走行していると思いますが、横断歩道の白線の上はかなり滑りやすく凍結によるスリップ事故となりやすいため要注意です。
信号待ちしている人がいれば、スリップしてハンドルが効かず信号待ちしている人を巻き込む大きな事故になる可能性があります。
また、住宅地や町の中の道路が凍結していなくても、山間部や盆地地形となっているところは凍結している可能性があるので走行する際に注意が必要です。
凍結しやすい時間帯とは
凍結は温度が低くなる時間帯に起こりなります。
朝方、深夜などは特に注意が必要となりますし、凍っていないように見えても、実際には凍結していることがあるため、慎重に走行すべきです。
昼間太陽の光が届くようになると氷も解けてスリップの危険性も下がります。
しかし昼間でも太陽が当たっていても、気温が変わらない場合は、1日凍結していることもあり危険です。
アイスバーンに要注意
路面が凍結している状態をアイスバーンといいます。
アイスバーン状態になると日中気温が高くなっても溶けず、ずっとスリップしやすい状態となっている場合もあり危険です。
雪が多い地域は路面を車が何台も通過することで、雪が踏み固められアイスバーンとなります。
交通量が多い道路ではエンジンの熱で雪が溶け、その水分が凍りアイスバーンとなるので走行には十分注意しなければなりません。
また雪ではなく、信号待ちしている車や木々から落ちてくる水が路面に氷をつくりアイスバーンとなることもあります。
交差点など車が停止する機会が多い場所は、アイスバーンとなっているかもしれないと危険認知しましょう。
凍結路面を走る際の注意点
路面が凍結している、若しくはこれから走行する先で、路面凍結が起きている可能性がる場合、運転する前に車に降り積もった雪を落としてから走行します。
雪が車に付着したままだと、ブレーキをかけたときに前方に落ち、視界が遮られる可能性があるのです。
雪が固まって落とせない時には、解氷剤を利用して落とします。
ボトルタイプなど色々な商品があるので、雪が降る季節の前に購入しておきましょう。
走行ですが、急動作にならないよう、なるべくゆっくりと走行するのが基本です。
急ハンドル、急ブレーキをかけることで凍結している路面でスリップを起こすリスクが高まります。
発信する際も級発進せず、ゆっくりとスタートしましょう。
ブレーキをかけるときには、急ブレーキをかけるとブレーキロック状態となり、タイヤの回転が停止し、コントロールできなくなります。
ブレーキをかけるときには断続的にかけ、ぎゅっと踏み込まないように注意が必要です。
カーブはカーブに入る前、いつも以上に減速しゆっくりしたスピードで入ること、また坂道は変速し、「エンジンブレーキ」を利用します。
万が一、スリップしてしまった場合、「スリップした方向にハンドルを切る」ことを忘れないようにしましょう。
パニックになってアクセルを踏み込んでしまったり、急ブレーキをかけてタイヤロックとなると大きな事故につながる危険性が高くあります。