救急救命士とはどのような仕事なのか
救急救命士は、「救急車に乗り、応急処置が必要な人へ適切な処置を施す人」を指します。
世の中では事件や事故が起こることがよくあり、そのときには怪我をする人が出ることもあります。
人によって怪我などの重症度は異なり、中には急いで応急処置をする必要がある人もいます。
救急救命士はこうした人に対して応急処置を施し、病院へ向かうまでの間に怪我をした人が命を落としてしまわないように守る仕事をします。
つまり常に命と向き合う、大切な仕事なのです。
人の命に関わる仕事をする職業として、「医師」が挙げられます。
医師も常に患者さんの命と向き合う仕事をしていますが、救急救命士も医師と同じくらいの緊張感の中で仕事をしているのです。
このような張り詰めた空気の中で仕事をするのは、非常に大きなストレスがかかりやすいです。
また、自分がもしミスをしてしまうと、怪我をした人の命に関わることさえあるのです。
しかしその分だけやりがいも大きく、「自分の手で、人の命を助けることができる」という他の人にはできない役割を担うことができます。
救急救命士は大変な仕事かもしれませんが、人によっては大きな使命感をもって取り組む人もいます。
あなたもぜひ興味が湧いたら、救急救命士を目指してみてください。
救急救命士になるためにはどうすれば良いか
救急救命士になるためには、救急救命士の資格を取得する必要があります。
上で紹介したように救急救命士はとても重要な仕事を担うため、救急救命士の資格は国家資格となっています。
専門的な知識と技術を学んだ人だけが、資格を取得することができるのです。
資格を取得したら、救急救命士は消防署への配属となります。
事故などが起きた際にまず出動するのは消防署の消防車と病院の救急車であり、救急救命士は消防署から出動するのです。
また、救急救命士になる前に消防隊員として経験を積み、そこから救急救命士への道を歩むケースもあります。
どちらが良いかは人によって異なるため、今後の道をしっかりと検討してみてください。
なお救急救命士は、男性だけでなく女性もなることができます。
救急救命士は体力が必要ですが、その仕事の内容は幅広く、女性のほうが向いている業務もあります。
そのためあなたがもし女性でも、検討してみるのはおすすめです。
人の命を助けるという、大きなやりがい
救急救命士の魅力は何といっても、「人の命を助けることができる」という点です。
救急救命士として仕事を始めると、「もしあなたの助けがなかったら、命を落としてしまったかもしれない」と言ってくれる人が現れるようになります。
これは仕事をする上での大きなやりがいにつながりやすいです。
救急救命士にはこのような魅力があります。
あなたもぜひ、救急救命士を検討してみてください。