日本は地震による災害を受けやすい国ですので、地震は起きるものと考え、その備えを行うようにしましょう。
最近、内閣府の「南海トラフの巨大地震モデル検討会」、および中央防災会議の「南海トラフ巨大地震対策ワーキンググループ」では、今後の地震の被害の想定を発表しました。
その発表によると、南海トラフによる巨大地震が発生した場合、死者が32万以上に昇るとの事です。
238万以上の建物が倒壊・消失の被害に見舞われるそうですから、想像するだけで恐ろしい事です。
巨大な津波予想
南海トラフの巨大地震が起きた場合、その震源地は太平洋側になり、巨大津波の発生が予想されています。
どのくらいの巨大津波が起きるかと言うと、最も高い波が来ると予測される地域は高知県で、最大34メートルの津波が予想されています。
34メートルの津波をどう防ぐか、その対策が急がれているわけですが、私は現在の人間の力では防ぐのは無理でしょう。
34メートルの津波は、単純に34メートル以上の防波堤を作れば良いようにも思えますが、34メートルの津波の力は想像以上ですし、それを防ぐだけの建造物を作るのは無理です。
ですので、南海トラフで巨大津波が来たら防ぐのは無理ですから、最も良い防災対策は「逃げる」と言う事になります。
巨大津波に関しては”すみやかに避難する”、この事が最も効果的な防災対策ですので、
もし地震が起きて、津波が発生した時にはどこを通ってどのように避難するか、この事をしっかりとシミュレーションするようにしておきましょう。
すぐに避難できる準備を
最も大切な事は安全な場所に避難する事ですので、地震が発生した時、避難勧告が出た時にはすみやかに安全な場所に避難するようにして下さい。
非常持ち出し袋を準備しておき、災害が起きた時にはその持ち出し袋を持って避難出来るように準備しておきましょう。
とりあえず避難する事が大切ですが、避難する途中で二次災害に遭うと言う事も考えられますし、
当座の食料や水、それにラジオ等は必要なわけですので、それらを持って避難するのがベストです。
地震が起きた時には非常持ち出し袋を持ってサっと避難出来るようにしておく事、その事を心がけるようにしましょう。
日本の地層は地震が起きやすい地層です。
現実にこれだけ多くの大地震が起きていますし、南海トラフ等の大地震が予想されていますので、地震は起きる物と考えて生活するべきでしょう。