防災用に持っておきたいホイッスル・・なぜ必要なのか
防災用のホイッスルは色々なメーカーが販売しています。
ホイッスルといえば体育などで先生が使っているイメージが強いのですが、例えば地震で住宅が倒壊し建物に閉じ込められたとき、ホイッスルがあれば音を出し自分が建物の下にいると知らせる事ができるのです。
体育やサッカーなど審判が利用するホイッスルではなく、「防災用」として必要となるホイッスルは、音が遠く・携帯しやすい・吹きやすい・雑音と一緒にならない音・・など、緊急時に対応できるものが必要となります。
どんなものを選べばいいのか、防災用のホイッスルについて知識を持ちましょう。
防災用のホイッスルのポイントとは
緊急時に利用するのですから、いつも持ち歩いていなければ意味がありません。
携帯できるコンパクトタイプ、リング、ストラップがついているなど、バッグなどに取り付け可能なものが望まれます。
若い人はデザイン性が高く見た目もかわいいタイプを選びがちですが、防災用ですからシンプルで吹きやすいものが必要です。
お子さん、高齢者に限らず、建物に閉じ込められた場合、けがを負い、息をするのも精いっぱいという状態も考えられます。
そんな時、防災用ホイッスルであれば吹きやすく、音が出やすいように工夫されているため、緊急時でも役立つのです。
人が気が付いてくれるまで長い時間吹き続ける可能性もあるため、疲労せず音を簡単に出せる防災用ホイッスルを持ちましょう。
また防災ホイッスルは音が届く距離が長く雑音に紛れない音が出るように工夫されています。
音が遠くに届けば届くほど、自分の位置を知らせる可能性が高くなるため、防災用ホイッスルの音を比較し携帯することも重要です。
人の耳に聞き取りやすい音の高さといわれる、2000Hzから4000Hzの音域が望ましい尾いわれています。
これらのポイントを押さえて、防災ホイッスルを購入しましょう。
おすすめの防災ホイッスルはこれ!家族の人数分用意しましょう
防災ホイッスルとして販売されているものでも、本当に防災用に作られたものなのか疑ってしまうような商品もあります。
携帯しやすく少しの息でも雑音に紛れることもなく、人の耳に届きやすいホイッスルを探すと、以下3つのホイッスルがおすすめです。
「デガ音緊急ホイッスル」コンパルのホイッスルは、圧倒的に大きく聞き取りやすい音で周囲に知らせる能力が高いホイッスルといえます。
身に着けられるようにリング付きで、シンプルなデザインの商品です。
コクヨの「救助笛・防災の達人」も人間の耳に聞こえやすいといわれる音を2種、同時に発生させます。
広域に音を知らせる事ができ、吹き口にキャップがついているため衛生的です。
ウインドストーム・ホイッスルも人命救助用に作られたデザインで持ち歩きやすく、大きな音を出すことが認められ、全米の警察・米海軍などで採用されています。
特殊構造で作られたホイッスルはびっくりするくらい大きな音が発生し、120デシベルといいますから、飛行機のエンジン音くらいの音です。
陸上なら800mくらい、水中であっても15m音が届くといわれています。