防災訓練ですぐに使える防災パスポートの作り方

防災訓練ですぐに使える防災パスポートの作り方

防災パスポートって何だろう?

近年、大きな災害が多発している日本において、個人、ご家庭、またマンションの組合、自治体などで防災についての取組を強化する動きがあります。
その中でマンション防災マニュアルとして注目されているのが防災パスポートです。

防災パスポートというのは、災害が起きた時マンション内で被災生活を送るために作るものです。
マンション内で被災生活となった時に必要なルールが項目ごとに記載されているものとなります。

防災マニュアルについては自治体、防災関連機関によって配布されていますが、マンションなどの組合の防災マニュアル作りはまだまだ少ないといわれているのが現状です。
防災パスポートは「マンションの防災」について特化しているので、これから防災マニュアルを作成したというマンション組合などにはとてもいい見本になるでしょう。

防災パスポートの作り方

防災パスポートは基本的に震度6以上の地震があり、ライフラインが停止したとき、マンション内に暮らす人の命を守り、被災生活を安全に送るためのルールをまとめています。
項目は5つに分けられており、この5つの項目について自分たちが暮らすマンションの特性などを考えながら、課題を選ぶことができます。

つまりすでに防災マニュアルとして作られている項目の中から、自分たちマンションに必要な項目を選び、それについてマンション毎にルールを決めていくことができるのです。
マンション独自の防災マニュアル作りに役立つものとなります。

例えばゴミ出しのルールについて

災害が起きたときには報道などでもその現実を見ることがありましたが、「災害ゴミ」問題は非常に大きな問題です。
通常のごみとは違い災害ゴミは自治体のルールに沿って出すことが必要となります。
災害が起きて道路の寸断などにより、ゴミ回収が長くこないということも実際にありましたので、マンション全体でゴミについて考える必要があります。

例えばゴミ出しの制限を作り自治体の回収が来るまで家庭内に保管する、またマンション敷地内の一部に震災ゴミを出せる場所を決めておく、こうしたルールを項目に沿って考えていくことができるのです。
防災パスポートでは「くらし」の部分にそれがあり、ゴミ出し制限とゴミ一時保管の2種類が用意されているので、このいずれかをチョイスしマンション毎に場所を検討するなど考えます。

こうした防災パスポートに関してはセミナーなどがありますので、マンションの組合の方、またマンションにお住まいの方など参加されると非常にわかりやすく、防災のための知識となるでしょう。
一つ一つ議題をあげて考えていくと時間がかかりますが、防災マニュアルの場合、選択式となっているので議題に困ることもなく、短時間での防災マニュアル作りができます。

GRman7uk

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